表皮(角層と角層以下の表皮)の構造と働きとは?スキンケアの目的や紫外線について

最適なスキンケアを行うためには、表皮と真皮の構造と役割を知ることが重要です。美しい肌になるためには、この2つの層が深くかかわっているので、より深く理解し、それぞれの層の働きをイメージできるようになることが肝心です。今回は、いちばん皮膚の表面に位置する表皮の構造と働きをご紹介します。

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表皮とは

まずは前回記事のおさらいです。表皮というのは厚さが約0.2ミリ程度の薄い膜でできています。

肌のいちばん外側に位置する表皮は紫外線や細菌など外からの刺激から肌を守ったり、水分の蒸発を防いだり、表皮よりさらに奥にある真皮層などを守る働きがあることをお伝えしました。

角層の働き

表皮は「角層」と「角層以下の表皮」とで構成されています。角層が最も上で、表皮と真皮のあいだにある「基底層」が最も下にある構造になっています。

最も表面にある角層の主な役割として、肌の潤いを保つ保湿機能や肌を外部から守るバリア機能が挙げられます。角層は角質細胞がレンガ状に積み重なってできています。約20層に積み重なっています。

肌が正常に働いているときは保湿力が高くてバリア機能が充分に機能した状態を保てています。

スキンケアの目的のひとつは、そうした状態に持っていくように肌の表面の汚れを落として保湿ケアを行い、外部からの刺激に強い健康的な肌にすることです。

角質層はシンプルな仕組みになっていて、レンガとセメントに例えられます。

レンガの角層細胞とセメントの細胞間脂質でできているものであり、細胞間脂質はレンガの隙間を埋めてくれるセメント的な役割であり、この部分があるからこそ外部からの細菌侵入や水分蒸発などを防げるようになっている重要なものです。

角層以下の表皮の働き

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角層以下の表皮の中では、最も下にある部分が基底層です。皮膚が新しくなる細胞は基底層から誕生して、だんだんと角層へと押し上げられいき、最後には古いものは垢となって剥がれ落ちていって新しいものに変わります。

表皮の細胞が新しく生まれ変わって古いものと入れ替わっていくことで、健康で綺麗な肌の状態を保つことができます。

この新しく生まれ変わる仕組みをターンオーバーと言います。28日周期で肌の生まれ変わりが起こります。

これが正しいサイクルで行われているときが、肌が正常に働いている状態です。28日周期が目安ですが個人差はあります。早すぎても遅すぎても肌トラブルが起こるもとになります。

たとえば、ターンオーバーが遅くなると、傷の治りが遅くなったり、美肌にとって大敵であるシミができやすくなります。

逆に早くなると、皮が剥けてしまうこともあります。健康な角質細胞を作り出すためには、ターンオーバーを正常な周期に保つ必要があります。まさにこれが美肌への鍵になるのです。

スキンケアの目的

したがって、スキンケアではこのターンオーバーのサイクルを正常にすることが大きな目的になり、洗顔や保湿ケアなどもターンオーバーを促すようにケアされることが望ましいです。

加齢と共にターンオーバーのサイクルは遅くなっていく傾向にあります。肌が正常に働いているとニキビが発生したり悪化しにくくなり、肌トラブルが全般的に起こりにくい状態になります。

紫外線について

紫外線を浴びた時に肌が黒くなるのは肌のメラニン色素が反応するからです。これは基底層にある色素細胞が紫外線から守るためにメラニンを合成するからであり、日焼けで肌が黒くなるのはこの部分の働きから起こるものです。

表皮は潤いを高い水準で保ちながら肌の健康さと美しさを実現しているのです。

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