以前、車関係の仕事をしているときに聞いた話です。ある自動車ローン会社の営業マンが言うには、自動車ローンの審査は携帯電話代金の滞納の有無で審査をするそうです。携帯代金は非常に生活と密着しているので、これを滞納していれば、経済的に安定していないことの証になるそうです。
確かに言われてみればそうです。光熱費をはじめ電話代金など生活に直結する費用は、借金がある人でも真っ先に支払うものです。
ほかに何かのローンを組んでいたとしても、そちらが後回しにされることが多いように思えます。
自動車ローンと携帯代金であれば、払えるのであれば、携帯代金を先に払う人がほとんどではないでしょうか。
こう考えると、さきほどの営業マンの言葉がよく理解できます。
また、20代前半の若者が外車を自動車ローンを利用して購入しているケースがあります。その若者の職業がどのような仕事なのかはどうでもいいのですが、要は支払える能力があるのかないのか、それを見極めるのが携帯代金の支払いの有無なわけです。
どのような仕事をしていても携帯代金を滞納している時点で支払い能力なしと判断されても仕方ないでしょう。
これから自動車ローンを組もうとしている人は、過去に携帯代金の滞納があったのか確認していたほうが良いでしょう。
僕は自動車ローンを組んだことが一度だけあります。そのときの自動車ローンの実質年利は、5.8%から8.9%ぐらいでした。払い終えた今だから思えるのかもしれませんが、価値に見合わない非常に高い買い物をしてしまったなということです。
というのも、支払額の総額には分割手数料が含まれているわけですから、一括で支払うより高額になるのです。
これは自動車ローンに限ったことではなく、どのようなローンも同じです。このような当たり前のことを実感できなかったのです。
お金のある人とない人との大きな違いは、お金のない人であればあるほど、余計な費用がかさむということです。そして不便を強いられるのです。
ローンを組むときに毎月の支払額にばかり目が行きがちです。
「この額なら生活できる」「この額を払っていけば自動車は私のもの」こういうことしか考えないのです。僕がそうでしたから。
やはりローンを組むなら支払総額でいくらになるのか、その額は購入する商品の価値と見合っているのかをしっかりと考えないといけないのです。
その上で返済プランを考え、ローンを組むと納得のいく買い物ができるような気がします。
これは僕の経験談なのですが、中古自動車販売会社で自動車ローンの見積もりを組んだ際に総額が記載されていなかったのです。それだけで不信感が募りました。
どのようなローンであれ、見積書には穴が開くほど目を通すほうがいいでしょう。