偽装事故って見破れるものですか?保険金詐欺の闇とは?

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ブルームフェルトです。保険金詐欺の最もポピュラーな手口は、偽装事故です。事故は偶然に起こるものです。

ところが、偽装事故は偶然ではない部分が必ずどこかに含まれています。偽装しているので当然です。この偶然ではない部分が分れば、偽装事故は見破れます。

ただし、保険事故の調査をする保険調査員の力量に左右されます。

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保険調査員は、保険会社から依頼があると調査をします。偽装事故かと疑いながら調査をすることはありません。まずは現場で何が起きたのかを確認します。なぜこのような事故が起きたのかを把握しようとします。

そのうえで、調査する過程で不自然な部分に気づけば、そのときはじめて「偽装事故かも」と疑い始めます。先入観をもって調査しないために、最初の段階では「事実」ばかりを拾っていきます。憶測とか推測の類は一切封印しています。

「事実」ばかりを集めていって、この事故はどのような事故であったのか全貌を明らかにします。

そういう過程の中で、調査対象である事故が偽装事故であれば、不自然な部分、理解できない部分が出てきます。物理学の考えではどうにも掴み切れない部分、つまり作為が見えてくるのです。

作為が見えれば、不正請求の可能性が極めて高くなります。どのような作為があるのか確認する必要があります。しかし、簡単にはみつかりません。粘り強く探し出します。

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偽装事故は、仕掛け人(契約者が仕掛けるときもありますし、契約者の先輩や友人が仕掛けるときもあります。また、残念ながら修理工場が主導する場合もあります)の故意によって行われます。故意があるかないか、それだけが問題なのです。

しかし、故意の立証は極めて難しいです。ただ、ほとんどの不正請求者は緻密に計算して偽装事故を企てるわけではないのです。そのため、必ず手がかりになるようなものが見つかります。それを探し出すのです。

保険調査員は「本件事故が偽装事故である」と主張するより、「本件事故をさまざまな角度から確認したところ、偽装事故であるとしか説明がつかない」という主張の仕方をすることが多いです。

このように主張するためにはしっかりと事故状況を確認し、「事実」を集め上げなければなりません。

調査した結果が、偽装事故であります。偽装事故ありきではないのです。保険調査業の世界では、いささかやっかいな人たちがいます。どのような事故でも偽装事故だと主張したがる人たちです。

しかし、彼らは間違っています。彼らは保険調査は「何が起きたのか」を確認する作業であることを忘れてしまっているのです。

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