誰でも自分の健康が気になり、いろいろな健康情報を仕入れて試してみる、あるいは試してみたいと思っているでしょう。
僕であれば、抗酸化サプリに関心があり、1か月飲んでみて体に変化があれば、飲み続けるということを10年ほど続けています。そのうちにこれだけは絶対に欠かさずに続けるという成分が現れるでしょう。
これはサプリメントに限ったことではありません。食材もそうです。僕は毎日の食事に取り入れたい食材があります。納豆、メカブ、ネギです。メカブは、できれば子持ちメカブが良いのですが、取り扱っていないスーパーがけっこうあります。
この3つの食材をどのようにして食べているかと言いますと、納豆とメカブを混ぜます。そしてご飯のうえにかけて食べるのです。
トッピングとして、ネギをのせます。たまに、イカの塩辛を混ぜることもありますが、基本はこの3つの食材を使います。とくにネギは欠かせません。もともとネギが好きだからという理由もあるのですが、以前読んだ健康雑誌でネギが特集されていて、それがきっかけになりました。
ネギのあの独特な匂いが嫌いという人は、意外にも私の周りにはたくさんいます。その成分の正体とは、「硫化アリル」です。ネギを切ると涙が出ますが、それは流化アリルが涙を出す神経を刺激するからです。
流化アリルの効能とは?
流化アリルにはいろいろな効能があります。代表的な効能を簡単にお伝えします。
①血液をサラサラにする
血栓をできにくくします。
②消化酵素の分泌を促進する
胃の消化液の分泌を高め、胃の働きを改善します。
③ビタミンBの吸収を助ける
ビタミンB1と結合して、その吸収を促進します。
④有害菌やウイルスに対する抵抗力をつける
辛みの強い玉ねぎほど傷みにくく害虫に強い理由です。
このほか、「発汗を促して体温を温める」ですとか「催眠作用がある」ですとか、いろいろあります。
ネギの一番効果的でシンプルなレシピは?
硫化アリルは、加熱により失われてしまいます。ですから、生で食べるのがネギの効果を最大限にいかせます。一番効果的でシンプルなレシピは、味噌汁にネギを入れて食べることです。実は普段みんながやっている食べ方なのです。
意識せずにしている食べ方って、いろいろあります。僕は必ず味噌汁の中にネギを入れて食べます。これはもちろん私が考えた方法ではなく、当たり前のように祖父母が行っていた食べ方です。
味噌汁に刻みネギを入れて食すると、味噌に含まれるビタミンB1の吸収を促します。その結果、程度の差はあれ体力の回復に貢献します。
また、ネギを薬代わりに使った歴史は古くからあり、古い文献には、江戸時代の武家が風邪を引いたときにネギを食べて治したという記述があるそうです。
昔から伝わる食べ方には、現代の栄養学から見たときに、非常に理にかなった食べ方である場合が多々あります。その英知に驚かされるとともに、そういう食べ方を伝えてくれてありがとうと感謝せずにはいらせません。