保険調査員が仕事でよく訪問する場所は?

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前回、僕の経験がお役に立てるかもしれないと思い、保険調査員の過ごす1日についての記事を書きました。今回は保険調査員が仕事でよく訪問する場所についてお伝えしたいと思います。保険調査員が訪問する場所はいろいろあります。

その中でも頻繁に訪問する場所をご紹介します。それは保険会社、保険契約者、事故現場、修理工場(入庫先)、警察の5カ所です。それでは詳しく説明していきます。

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保険会社へは主に打ち合わせに行きます

保険会社はクライアントになりますので、訪問回数も圧倒的に多いです。2日に1度は訪問していたのではないでしょうか。

調査の依頼の際の打ち合わせ時、調査の中間報告と今後の調査方針についての打ち合わせ時、調査が終了した際に納める報告書を持参する時、だいたい1案件につき3回は保険会社に訪問します。

ひと月20件の調査を行うとすれば、保険会社に訪問する回数は60回にもなります。効率よく打ち合わせするために同じ日に数社に訪問します。保険会社との電話連絡は半端なく多いです。調査の依頼主は保険会社ですので、多くなるのは当然でしょう。

保険契約者には事故状況を確認しに行きます

保険会社と同じくらい、もしくはそれ以上に訪問します。保険会社から調査の依頼がありました。

まず保険契約者に面談のアポイントを取ります。そして実際にお会いし、事故状況の確認をします。この時できるだけいろいろなお話をお聞きします。

しかし、保険契約者に会って話を聞くまではどのような事故であるのか詳細が分からないことが多々あり、1回の面談では聞き漏らしがあります。

そのため2回目にお会いしたときに聞き漏らした部分と追加で確認する部分を聞きます。保険契約者には都合2回はお会いすることになります。(もちろん1回で済む場合もあります)

事故現場には現場状況の確認に行きます

保険調査は現場にはじまり現場に終わると言われます。それほど現場が重要です。交通事故が発生しました。運転者にその原因があります。そして事故現場にも原因があります。

交通事故の原因はいろいろな要素が絡み合って発生します。そのひとつが事故現場です。事故現場の確認作業は極めて重要です。事故現場に行くと、その特徴からおおよその事故状況がわかる場合もあります。

事故現場は、事故状況に密接に関係しています。保険契約者に会う前に、必ず事故現場を確認してから会います。

そして可能な限り保険契約者に現場に立ち会ってもらいます。それが保険調査員としての最低限のルールです。

しかし、残念なことに保険調査会社の中に、保険契約者に会って事故状況を確認する担当者と現場を確認する担当者が異なっている会社があります。

また、現場には新人調査員を行かせて、保険契約者にだけ自分が会いに行く保険調査員がいます。

つまり、僕のように自分の足で事故現場に行って、それから保険契約者に話を聞きに行くスタイルではないのです。これでは保険契約者や運転者に的をついた質問ができません。

「事実」を積み重ねて真実を追求するのが保険調査員の仕事です。ちょっとした事実を見過ごさないためにも事故現場には足繁く通う気構えが必要です。

修理工場には契約車両の損傷を確認しに行きます

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保険契約者は嘘をつく可能性がありますが、事故車両は嘘をつくことはありません。したがって、保険調査員は事故車両の損傷を確認し、その事実を重んじます。車両の損傷から、いろいろなことが分かります。

まず、衝突した状況が分かります。衝突の程度が分かります。そして、運転者が嘘をついているのか本当のことを言っているのかが分かります。車対車の事故であれば、保険調査員はどのような衝突の仕方をしたのか損傷から推測します。

さらに保険契約者並びに相手車両の運転者から聞き取った話を付け加えます。この時点で、おおまかな事故の全貌が明らかになります。

警察へ行くのは警察が認識している事故状況を知るためです

保険調査員が警察へ行くのは、警察が把握している事故状況を確認するためです。警察が認識している事故状況と保険契約者が話す事故状況とが全く違っていたら、おかしいですよね。警察も保険調査員と同じ認識であれば「警察も同じように考えているし」と説を後押ししてくれます。ですが、違っていたら、なぜ違っているのかと、とことん事実を追い求めていきます。

しかし、事故状況に関して、警察は教えてはくれません。モラルリスク調査(不正請求の調査)の場合は、警察も興味を示すのですが、一般の自動車事故であれば、「上から余計なこと喋るなって言われてる」「調査会社が何しに来たんだ?」などと言われて追い返されます。

それで諦めるようでは保険調査員にはなれません。とにかく通い詰めます。ひとりの警察官と親しくなれば、管轄がべつの警察署であっても同期や後輩の警察官を紹介してもらいます。あるいは、こういう方法も効果的です。

「この事故はもしかしたら普通の事故とは違うんですよ」と偽装事故の可能性を仄めかします。こう言うと必ず「えっ? それ、どういう意味?」と感心を示します。

警察確認で大切なのは、事故直後の現場に行った警察官に確認することです。

警察署に確認に行くと、暇そうな警察官に調書を見ながら、「そういう風に書かれてますねえ」と答えられるだけです。ですので、現場に赴いた警察官を特定し会いに行くことが重要です。

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