「ひょっこり黒猫」の作者・俣野温子さんが語る五輪エンブレム問題について

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2,020年に東京で開催されるオリンピック。日本国民みんなで盛り上げていきたいところですが、エンブレムを手掛けた佐野研二郎氏の模倣疑惑がまだまだ解決する様子ではないようです。

と言いますのも、佐野氏が監修したサントリーのキャンペーン賞品の一部にデザインの模倣があったのです。30種類の賞品に対し、ネットで指摘のあった8種類のみが取り下げられたからです。

創作物の盗作問題は、デザイン業界だけにあるのではなく、創造される物すべてに関係しています。芸術もそうですし、音楽だってそうです。漫画やアニメなどもそうですし、文芸もそうです。

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盗作とは何でしょうか?

他人の創作物を真似ることです。しかし、創作という世界は、先行する作品に影響を受けながらなされるものです。つまり、真似の仕方、程度に問題があると思うのです。

サントリーのキャンペーン賞品の中で取り下げられなかったけれど、真似したのではないかとネットで指摘されているイラストがあります。その黒猫のイラストは、じつはデザイナーの俣野温子さんが20年以上も前に創り上げた「ひょっこり黒猫」に酷似しているというのです。

俣野温子さんが、なるほどという見解を示しています。模倣しているとの特定は難しいと前置きしたうえで、

ある意味コピペ(コピー&ペースト)よりも悪質かもしれませんが大多数の方が一目見て似ていると判断したものがコピーと判断されます。

と述べられています。

素人の僕からすれば、なるほどと思える考えです。また、分かりやすい考えでもあります。俣野温子さんは見解を述べるとともに、佐藤氏へ苦言を述べられています。

この流れのなかで、まだ一部分しか認めないという佐野さんの認識は少しご自身に甘いようにも思えます

僕の考え

オリンピックは5年先なのですから、気持ちよくオリンピックが迎えられるようにしてほしいと思います。

僕はご辞退されたほうがいいと思っています。五輪のエンブレムだけなら、まだ良かったものの、相次いで模倣疑惑が出て、しかもその一部を認めているわけですから、五輪のエンブレムも模倣したのではと思う人がいてもおかしくはありません。

ただ、模倣自体は悪いことではありません。

たとえば、漫画業界であれば、現代の漫画家はみんな手塚治虫の真似をしていると言ってもいいほどです。真似したものをそのままの形で発表しないだけなのです。

先達の先輩漫画家の業績を自分なりに咀嚼して、さらにはその上に自分自身のオリジナリティーを付け加えて、作品を発表しているからこそ、オリジナルな作品だと世に認められるのです。

佐野氏は先行作品を咀嚼することなく、ご自身のオリジナリティーを付け加えることなく、発表しているからこそ、模倣だと言われるのではないでしょうか。

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