交通事故に遭って保険会社に調査を入れられたときの対処法

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ブルームフェルトです。毎日、テレビを見ていると、交通事故のニュースは聞かない日はないほど、毎日のように日本のどこかで交通事故が発生しています。平成15年あたりを境に交通事故の発生件数は年々下がってきているとはいえ、やはりまだまだ多いようです。

交通事故の被害者だけではなく加害者も、ひと度交通事故を起こせば、その後の人生はがらりと変わってしまうほど、その影響力は大きいです。そのため、大半のドライバーは任意の自動車保険に加入しています。

交通事故にはさまざまな種類があります。通常の交通事故があれば、保険金を目当てにした偽装事故などもあります。保険会社は、少しでも疑いのある交通事故には調査を入れて、事実を確認することに努めます。

交通事故に遭った人の中で、保険会社から調査を入れられて嫌な思いをした人は意外に多いのではないでしょうか?

そこで、交通事故に遭って保険会社に調査を入れられたときの対処法をお伝えしたいと思います。

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そもそも保険会社はなぜ調査を入れる必要があるのでしょうか?

まず単純に、発生した交通事故がどのような事故だったのかを把握するためです。被害者、加害者とも主張が全く異なり、確たる証拠もない場合、事故処理を進めることはできません。

どちらにどの程度の過失があるのかわからないからです。そのため保険会社は過失割合を出すためにも専門の調査機関に依頼をして、事故の調査を行うのです。

たとえば、信号のある交差点での事故を想像してください。出会い頭に車両同士が衝突する事故があったとします。双方の運転者が、「信号が青だったので、交差点に進入したところ、相手がぶつかってきたのだ」と主張したとします。

あなたが保険会社の担当者であれば、「いやいや、そんなはずはないでしょう。どちらかが青なら、もう一方は赤に決まっている。そんな事故なんて有り得ないよ」と思うでしょう。

そして、調査会社に今回の事故がどのような事故なのか調べてほしいと依頼したくなるでしょう。事故の処理をするために純粋に事故の真相が知りたいのです。

ほかの理由として、偽装事故の疑いがある場合に、保険会社は調査を入れます。真正な事故なのかそうではないのかを判断するために、調査を入れるのです。この場合、調査が入るということは、保険会社に疑われていることを意味します。

あなたが、深夜に友人と二人で山道をドライブしていました。赤信号なので交差点に停車して、信号待ちをしていました。すると、後ろから前方不注意の車両に追突されてしまいました。

憤りながら車から降りて、相手車両に行ってみると、なんと車には高校時代の同級生が彼女と二人で乗っていたのでした。あなたは、こんな偶然あるのかとびっくりしました。

保険会社はこのような事故の場合、あなたたち4人が企んで偽装事故を起こしたと思います。もちろん、保険会社は偽装事故の疑いがあるので調査に協力してくださいとは言いません。

事実関係をはっきりさせて速やかに保険の処理を進めたいので調査にご協力ください、という感じで調査協力を求められるでしょう。

調査を入れられたときの対処方法は?

さて、調査会社の人から連絡があり、ファミレスで待ち合わせしたとします。真正な事故にもかかわらず、偽装事故だと疑われているとしましょう。どのように対処したらよいでしょうか?

まず第一に、自分が事故で体験したことをありのまま伝えることです。そして、わからないことにははっきりとわからないと伝えることです。保険調査員は整合性という言葉が好きです。

少しでも事実と違ったことをうろ覚えで言ってしまったり、なんとなく答えてしまった場合、のちのち保険調査員が事故を検証して、あなたの発言が事実と整合しない場合、あなたは偽装事故を起こしていると判断されてしまうのです。

ところが事故で体験したことをありのまま伝えることは難しいのです。事故を起こしたことがある人なら容易に理解できるでしょうが、事故直後はある意味ショック状態ですので、記憶にあることが事実などではない場合が多々あるのです。

また、保険会社が調査を入れるのは事故が発生してしばらく経ってからです。保険調査員と会うときには、記憶が曖昧になっていたりするのです。

そのため保険調査員に事故時の運転操作であるとか、出ていたスピードやブレーキの程度などを聞かれたとしても、はっきりと覚えていないケースが多々あります。それは当然のことです。

しかし、曖昧なまま答えてしまったばかりに保険調査員に嘘をついていると思われてしまい、保険会社に不利な報告をされるケースも少なからずあったりするのです。

では、保険調査員に悪く報告されないためにはどうしたらいいのでしょうか?

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事故の証拠を確保することです。自分の身は自分で守るしかないのです。正直、防ぐことはできません。

交通事故の調査を行う保険調査員の質は低いです。彼らは一件いくらで調査をしています。できるだけ数をこなさないと生活が成り立たないのです。一件一件の事故に時間をかけている場合ではありません。

そのため調査の質が低下するのです。これは業界全体の問題です。「調査料が安い⇒生活のために数をこなす⇒質が低下する」という構造になっています。

また、保険調査員の離職率が高いので、経験の浅い保険調査員が調査をすることが多くなります。このことも質の低下を招いています。

自分の身を守る方法ですが、まず、して欲しいのは、車の前後にドライブレコーダーを設置することです。最近、ドラレコを設置しているドライバーはたくさんいます。有無を言わせない確たる証拠を確保するためには、映像で記録が残せるドライブレコーダーは強力な証拠になります。

また、事故直後に当事者たちに怪我人がいなければ(いた場合は速やかな救護を要します)、まず先に事故直後の写真をスマホでもいいので撮っておくといいでしょう。

事故直後の写真がいちばん重要です。衝突状況が判明するからです。事故直後は、通行の妨げにならないように、車両を移動するでしょうが、車両を移動してしまったら、衝突状況がわからなくなってしまいます。

もちろん、双方の車両の損傷より、衝突状況を把握することは可能です。ですが、衝突直後の一枚の写真は、非常に重要な証拠になりうるのです。

撮影のコツは、ロングショットで撮ることです。車と車(物)の衝突の状況が判明するからです。衝突部分はアップで撮影しておきましょう。

保険調査員との接し方のアドバイスですが、保険調査員と会った際には、礼儀正しく受け答えすることです。疑いをかけられ、憤りを感じていると重々承知していますが、保険調査員の前で怒鳴ったり、乱暴な態度を取ってしまうと、心証を悪くしてしまうのです。

保険調査員が保険会社の担当者に「契約者さんに怒鳴られてね」なんて報告してしまうと、保険会社の担当者はあなたのことを「要注意人物」と判断してしまうのです。

事故に遭ったことのある人なら覚えているかと思いますが、保険会社の交通事故の担当者は女性ではなかったでしょうか?

交通事故の担当者は、まずは若い女性が担当します。あなたは相手の言い分に納得できずに、事故の処理がなかなか進まなかったとします。保険会社の対応(担当者の女性)にイラッときて、文句を言いました。

ときには思わず大声で喋ったりしたこともあります。しばらくすると、担当がかえられました。若い女性の上席にあたる主任クラスの男性が担当になりました。

このときあなたは保険会社に「要注意人物」と判断された可能性があるのです。(経験豊富な者が担当することによって、事故解決を速やかに進める意味合いもありますが)

保険会社の担当者や保険調査員には、礼儀正しい態度で接することが何よりも事故解決には大切なのです。「どれだけ時間かかってんだよ。早くしろよ!」というような契約者より、「本当に何から何までありがとうございますね」という契約者のほうが、対応する側としては、好感がもてますよね。

事故後のイライラは理解できますが、紳士的な態度をとることは、結果的に得をすると思いながら、辛抱強く対応してください。

保険調査の対処の仕方で書いてきましたが、最大の対策は事故を起こさないことにつきます。自動車は気を付けるところを確実に守ることによって、大概の事故は防ぐことはできます。

事故を起こせば、人生そのものが思いもしない方向に向かっていくかもしれません。自分の人生を守るためにも安全運転を心がけることが肝要かと思います。

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