時代が変わると、保険の販売方法も変わります。大きく変わったのは、販売チャネルが多様化したことです。
生命保険と言えば、保険外交員のおばちゃんというイメージが強かったのですが、最近では来店型保険ショップがはやり、通販での販売も強化されています。
保険に関心のある人は、インターネットで調べることもでき、保険の情報をたくさん手に入れることができるようになりました。
その反面、情報が溢れかえっているために、どの情報を信用していいのかわからなくなってきているように思えます。
いろんなサイトで好き勝手情報が発信されているので、意見も各サイトでまったく違っており、統一見解がないように見受けられます。
インターネットから保険の情報を仕入れようとしても結局なにも答えは見つからないことになるのです。
当然と言えば当然なのです。保険に正解はないからです。
たとえば、ガン保険に加入している人がいるとします。その人は死ぬまでにガンになることはありませんでした。
結果だけから考えると、保険料は無駄だったと言えるかもしれません。その逆に、その人がガンを患ったとすれば、ガン保険に入ってて良かったなあってことになります。
保険に正解がないのは、要するに人がいつ死ぬのか誰にもわからないし、人が病気をするのか、またどのような病気をするのか誰にもわからないからです。どのような保険の入り方がいちばんお得で効果的なのか、実は誰でもわからないのです。
そのため保険の営業マンは、「一般的には」「平均的には」という言葉を多用し、相談者の人生を一般的なものとして捉えようとします。
ところが、僕たちの人生はそれぞれが個々のものであり、一般的な考えがあてはまらない、一回きりのものなのです。
ひとりひとりの人生にとって最もふさわしい保険は自らが決めるしかないと僕は考えています。
だからこそ、保険の知識を身につけ、自らの理想の人生を考える必要があると思っています。
前置きが長くなりましたが、自分にふさわしい保険を考えたはいいけれど、どのようにして保険に入ればいいのでしょうか?
僕はネットで保険に入ることをお勧めます。自らの意思で、自分の人生に最適な保険を選びとることです。では、どのように選べばいいでしょうか?
保険選びで最も大切な3つの基本的な考えとは?
保険の基本な考え方として、
①保険料はできる限り安く抑えること
②保険は生活費を補填するために入るものであること
③どうせ加入するなら病気になった時に保険金を受け取りやすいように加入すること
この3つが大切です。
①保険料はできる限り安く抑えること
医療保険は病気にならなければもうらことができません。病気になるかどうか、どのような病気になるかどうかは本人を含め誰にも分かりません。
であるなら、保険料は安ければ安いにこしたことはないのです。保証が手厚くなれば、当然保険料も高くなります。
保険料が高くなれば、生活費を圧迫してしまうことになります。ですから、最低限の保証を購入することです。
最低限の保証とは?
人はそれぞれ生活にかかる費用が違いますから、自分にあった保証金額は生活費と相談することが大切です。
②保険は生活費を補填するために入るものであること
これはとくに日給月給制で働かれている人にとって重要な考えです。
1日12,000円で働いている人が10日間入院することになれば12万円月収が下がります。
この12万円を手に入れるために保険に加入しておくという考えです。
ただ、12万円手に入れようと思ったら、入院1日12,000円の医療保険に加入する必要があります。
死ぬまでに病気しないかもしれませんので、どの程度補填するように保険に入るのかは、それぞれが考える必要があります。
③病気になった時に保険金を受け取りやすいように加入すること
入院1日10,000円の医療保険に入っているとします。
入院すれば、1日10,000円もらえますが、平均の入院期間はどんどん短くなっているでの、入院したとしても数日の可能性だってあるわけです。
であれば、入院したら一時金として10万円や15万円もらえるような医療保険のほうが、保険金を受け取りやすいですよねってことです。
この3つの基本的な考えをもとにして、自分自身にとって最適な保険を考えてみましょう。
人に考えてもらうのではなく、納得いくまで自分自身で考え抜いた保険は、きっと後悔することはないと信じています。